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社会福祉法人白寿会は、地域の主体性を大切にし、介護・福祉の専門職が地域ニーズに対する支援を行う法人です。

TEL. 06-6651-2210

〒557-0063 大阪府大阪市西成区南津守7-12-32

法人方針CONCEPT

法人方針

 社会福祉法人白寿会は、地域に根付いた施設となるため、多様な福祉サービスがその利用者の意向を尊重して総合的に提供されるよう創意工夫することにより、利用者が個人の尊厳を保障しつつ、自立した日常生活を地域社会において営むことが出来るよう支援する事を目的にお手伝いさせて頂きます。

社会福祉法人白寿会 職員の心がけ
CEO・利用者の皆さんの声を聞く(利用者の意向の尊重)
・サービスの質の分析と、サービス向上を目指す
・利用者の皆さんの必要なサービスの開拓
・職員一人ひとりの質の向上(研修・資格取得)
・地域ネットワーク構築とボランティアの受け入れ
・法人の透明性・施設の情報開示
・利用者の皆さんの安心と安全の確保


理事長メッセージ

CEO
社会福祉法人白寿会20周年を迎えて

 理事長 新田正尚





1 社会福祉法人のおかれている状況

 少子高齢化や日本経済の破綻を契機とした社会福祉基礎構造改革の一環として、2000年4月には介護保険制度が、2003年4月には障害支援費制度(現在、障害者総合支援法)が導入されました。又、福祉サービスの利用が、社会福祉法の改正や成年後見制度の導入にみられるように利用者主体のしくみに変更されました。今年は介護保険制度導入から14年が経過し、さらに地域と協働した市町村単位の地域福祉再構築を念頭に置いた大幅な改正が国会で議論されています。「措置」から「契約」、「介護の社会化」、「利用者保護」、「権利擁護」と謳いながら、「社会保障制度の統合化」や「整合性」という言葉に表されているように、保険者としての自治体のリーダーシップ、地域住民相互の共助や自助、自己責任が増々求められるような社会環境となってきています。

我々社会福祉法人に対しても、「地域公益活動」の義務化など本来あるべき社会福祉法人のあり方が問われる時代になってきています。
 私達は常にサービスの質の向上を追い求め、さらに社会福祉法人の使命はあくまで「地域福祉の推進」でありネットワークやコミニュティの組織化による住民の主体化を意図的に進める必要があります。一方において、それを日々実践していく中で、対費用効果をはじめとする経営の自立という矛盾、ジレンマを抱えながら、今後、どう展開していけばいいのか試行錯誤の毎日です。



2 社会福祉法人白寿会のあゆみ

 社会福祉法人白寿会は、1994331日に法人設立の認可を受け、1995222日、特別養護老人ホーム白寿苑(定員100名)、軽費老人ホームケアハウス白寿苑(定員40名)を開設しました。社会医療法人景岳会前理事長が「安心した地域生活を保障するには、医療だけでは安心を提供できない。福祉の充実が必要」と言われたことから始まりました。

1995年31日には、地域課題を把握し、一緒に考える仕組みが必要と考え、玉出地域在宅介護支援センターを開設しました。その後、199551日には、特別養護老人ホーム白寿苑 短期入所生活介護(定員20名)を開設し、同年61日にはデイサービスセンター白寿苑を開設しました。ここまでは、地域の方に白寿苑まで来ていただき、サービスを提供するというスタイルでした。今後は、住み慣れた自宅で生活できることを守ることが大切な使命と考え、在宅サービスを開始しました。

介護保険制度も施行されることもあり、199931日に高齢者訪問介護事業(いわゆるヘルパー事業)、同年730日にはライフサポートセンター白寿苑(指定居宅介護支援事業)を開設しました。介護保険制度は高齢者福祉には大きな変革となり、介護の社会化は瞬く間に隅々まで広がり、地域課題が明確となってきました。この地域課題に対して社会福祉法人の使命として、サービス提供を増やすこととしました。2001315日に訪問看護ステーション白寿苑、200241日に食事サービスセンター白寿苑(生活支援型食事サービス)、2003616日に身体障害者・知的障害者訪問介護事業、200591日に特別養護老人ホーム白寿苑40床増設(定員160名へ増床)、200641介護予防サービス(訪問介護・訪問看護・通所介護・短期入所生活介護)、2006101デイサービスぽかぽか(認知症対応型通所介護・介護予防認知症対応型通所介護)、200941日に玉出地域包括支援センター、201041日に有料老人ホームつむぎ苑(定員30名)、201341白寿会研修センター(喀痰吸引等研修事業)の開設を行ってきました。

 20年間は、本当にあっという間に過ぎ去りました。地域課題は時代によって大きく変化してきました。この変化に合わせながら、地域福祉のために必要な事業展開を行ってきました。これからも、地域に必要なサービスを提供し、地域福祉の充実のため邁進していきます。

3 社会福祉法人白寿会の今後について

社会福祉法人白寿会の所在地である西成区は、高齢化や年少人口の減少、環境整備への取組、安心・安全への対策、大規模  等々、様々な行政課題を抱え対応が求められています。誰もが「住人で良かった」と実感できる西成区にしていくために、社会福祉法人白寿会そして職員一人ひとりが試行錯誤しながら地域福祉の推進のみならず、地域づくりに取り組んでいく所存です。

※このメッセージは 2015年2月22日に発行した『「感謝」1995-2015―社会福祉法人白寿会 20周年記念誌―』に寄せたものです


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